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今月の健康コラム

乳幼児の感染に注意「百日咳」

2018年4月17日

百日咳は乳幼児などの子どもの間で流行する病気と言われていますが、近年では大人にも増えてきています。感染力が非常に強く、職場や学校での集団感染が起きやすいことが問題視されています。大人の場合は咳が長引く程度で重症化することが少ないですが、特に乳幼児は、ひどい咳が出て重症化することもありますので長引く咳には注意が必要です。

百日咳とは

百日咳は、百日咳菌がのどなどに付着して発症する感染症です。一年を通して発症はみられますが、特に春先にかけて流行します。なかでも子どもの感染が多く、免疫力の弱い新生児も発症し、6か月以下の乳幼児は重症化することもあります。
百日咳菌の感染力は非常に強く、咳やくしゃみなどによる飛沫感染によって広がります。また、感染者の手などを介して接触感染する場合もあります。
日本では年間1万人ほどの感染者が出ていると推定されています。多くの場合は、家族や周囲の人から感染します。周囲にうつさないためにも咳が長引くときはかかりつけ医に相談することが大切です。

百日咳の症状

子どもの百日咳の症状は、乳児を含め、下記のような症状がみられます。

▼子どもの百日咳の症状

発症~2週間程度
 風邪に似た症状が表われる
 (カタル期)
咳やくしゃみなどが続き、次第に咳がひどくなっていきます。
2週間目~4週間目
 発作性の咳が出る(痙咳期)
百日咳の特徴の一つである、連続的な短い咳と息を吸うときにヒューと音がする発作が起こります。息が詰まるため、顔などに腫れや内出血がみられることもあります。
乳児の場合は、あまり咳をせずに無呼吸状態になったり、痙攣が起きて呼吸停止に至ることがあります。肺炎や脳症を併発することもあり、もっとも危険な時期です。
5週間目~7週間目
 回復期
発作が減り、咳も次第におさまってきます。ただし、急に発作がぶりかえすことがあるため注意が必要です。

最初に咳の症状がみられるようになって咳が出なくなるまで3か月程度かかります。また、激しい咳が続くと体力が奪われ、ほかの病気にもかかりやすくなります。風邪による咳と間違えることも多いので、咳が2週間以上続く場合にはかかりつけ医に相談しましょう。

百日咳の予防法

百日咳を予防するためには、四種混合ワクチンを生後3か月から4週間隔で3回受けると予防効果が高くなります。また、予防接種による免疫効果の持続は5~10年程度です。
咳が出始めてから2~3週間程度(カタル期)が、細菌の排出がもっとも多いです。咳が出たらマスクをしてほかの人に感染させないように心がけましょう。また、接触感染を防ぐためには、手洗いをこまめにすることも必要です。
咳は、タバコの煙、ほこり、冷たい風、乾燥など、ちょっとした刺激で出やすくなります。咳が長引く場合は、かかりつけ医に相談しましょう。

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