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今月の健康コラム

あごの関節が痛む「顎関節症」

2018年3月2日

口を開けたり閉じたりする時に、あごが痛い、カクカク音がする、口が開かないといった症状はありませんか。20~30代の女性に発生する度合いが高いですが、最近では男性も増えています。ストレスや日常生活の姿勢の悪さなどから症状が現れる場合もあります。あごの関節に不快感を覚えたら、かかりつけ医に相談しましょう。

顎関節症とは

あごは微妙に入り組んだ形と複雑な機能をもっています。あごには筋肉と関節と神経が集中し、下のあごを支えています。食事をしたり話をしたりすると連動して動き、あごの関節やその周囲が何らかの原因で痛みを感じたり動きにくくなることを顎関節症といいます。
顎関節症の代表的な症状は、あごが痛む「顎関節痛」、口が開かない「開口障害」、あごを動かすと音がする「顎関節雑音」です。この3つのうち1つ以上の症状がみられれば、顎関節症の可能性があります。また、肩こり、腕や指のしびれ、頭痛、耳や鼻の不快感など全身に症状が現れることもあります。

顎関節症の症状

  • 顎関節やその周辺に異常を感じる
  • 食べ物を噛む時に痛みや異常を感じる
  • 食事をしているとあごがだるい
  • 口を動かすと顎関節に痛みがある
  • 噛みしめると顎関節が痛い
  • 口の開閉時に顎関節でカックン、コッキンという音がする
  • 口が開けにくくなったり、口の開閉がスムーズにできない
  • 口が左右にうまく動かない
  • あごが外れることがある など

その他の全身症状

  • 頭痛、首や肩・背中の痛み、腰痛、肩こりなどの全身におよぶ痛み
  • めまい、耳鳴り、耳がつまった感じ、難聴
  • 眼のつかれ、充血、涙が出る
  • 鼻がつまった感じがする
  • あごが安定しない、噛み合わせがうまくできない
  • 歯の痛み、舌の痛み、味覚の異常、口が渇くような気がする
  • 嚥下困難、呼吸困難、四肢のしびれ など

顎関節症の原因

顎関節症の原因は、あごに悪い癖、姿勢の悪さ、噛み合わせの問題、精神的ストレス、外傷といろいろ考えられます。中でも、歯の噛み合わせの異常による場合が多くみられます。また、複数の原因が組み合わさって症状に現れる場合が多いです。

一般的な原因

  • 精神的な緊張、急激なストレス
  • 歯ぎしり
  • 何かに熱中したり緊張して、歯を強くくいしばる
  • 唇や頬の内側をかむ癖がある
  • 頬杖、うつ伏せ寝、不良姿勢(猫背)などの癖がある
  • 顔面打撲や事故による外傷
  • 入れ歯や歯にかぶせたものが体にあっていない、噛み合わせが悪い
  • 大口を開けたり、硬いものを噛んだ
  • 左右どちらか一方ばかりで噛む癖がある
  • 片側の歯が悪いため反対の歯だけで食べ物を噛む
  • うつ、不安因子がある、睡眠障害 など

顎関節症の治療・予防法

顎関節症の予防は、原因を取り除くことが必要になります。
発症と回復を繰り返す軽度の症状が多いので、まずは、日ごろの悪い癖を正したり噛み合わせの治療をするなど、あごへの負担が軽減するように意識しましょう。
顎関節や筋に痛みがある場合は、安静にすることが大切です。さらに、症状を悪化させないためにも、大口を開けたり、あごの使い過ぎに注意しましょう。
食事は、あごに負担のかかる硬いものは避け、やわらかいものをとりましょう。
顎関節症の多くは適切な対処で日常生活に支障をきたすことがない状態にもっていけるものです。生活習慣の改善もひとつの予防法です。
あごの不快感や痛みなど症状があるときは、無理をせずかかりつけ医に相談しましょう。

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