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今月の健康コラム

子どもに多い病気「溶連菌感染症」

2017年4月5日

冬と春から初夏にかけて流行する溶連菌感染症。子どもがかかりやすい病気の一つで、のどの痛みや発熱、体や手足に発疹などを引き起こします。リウマチ熱や急性糸球体腎炎などを引き起こす可能性があるため注意が必要です。

溶連菌感染症とは

溶連菌感染症とは、病原体がのどに感染し、発熱やのどの痛み、体や手足に発疹が起こる病気です。子どもにかかりやすく、幼稚園、保育園、学校などで人が接触する機会が多いところで集団発生します。感染してからだいたい2~5日ほどで症状が出始めます。

代表的な症状は、急な発熱とのどの痛みですが、3歳未満はあまり熱があがらないと言われています。体や手足に小さな赤い発疹が出たり、舌にいちごのようなぶつぶつができる“いちご舌”になります。さらに、頭痛や腹痛、首すじのリンパ節の腫れもみられます。薬を飲み始めて、2~3日ほどで熱が下がり、のどの痛みもやわらいできます。また、発疹が出た場合、急性期を過ぎると手足の指先から皮がむけはじめます(猩紅熱という)。
確実に溶連菌を退治し、リウマチ熱や、急性糸球体腎炎といった重大な合併症を引き起こさないためには、症状が消えても抗菌薬をしばらく飲み続けることが大切です。かかりつけ医の指示に従って、完治するまで治療を続けましょう。

のどの病原体“溶連菌”

溶連菌は、正式には溶血性連鎖球菌と呼ばれる細菌で、α溶血とβ溶血を呈する2種類があります。人に病原性があるものは、A群、B群、C群、G群などです。溶連菌感染症の90%以上はA群によるもので、一般的にはA群溶血性連鎖球菌による感染を溶連菌感染症といわれます。

  • 溶連菌が引き起こす病気
粘膜 咽頭炎、扁桃炎、猩紅熱、中耳炎、副鼻腔炎など
皮膚・軟部組織 伝染性膿痂疹、蜂窩織炎、丹毒など
その他 肺炎、菌血症、トキシックショック症候群など

溶連菌にかかった場合の対応

溶連菌感染症は繰り返しかかることがあります。日常生活のなかで出る咳やくしゃみなどによって飛沫感染することがあります。大人でも感染するので、家族は特に注意が必要です。
食事はのどに刺激の強い「熱い」「辛い」「すっぱい」食べ物は避け、なるべくのどごしがよく、消化のよい食べ物にしましょう。食べるのがつらい場合は、水分だけでもしっかり摂りましょう。
また、学校や幼稚園への登校は、合併症や再発、さらに伝染の恐れもありますので、必ずかかりつけ医に相談してからにしましょう。

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