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今月の健康コラム

コレステロールの働きについて知りましょう

2011年12月5日

コレステロールは「体によくないもの」とか「有害なもの」という印象を持たれている方も多いのではないでしょうか。 確かにコレステロールは動脈硬化に関連していますが、そもそもコレステロールは血管や細胞膜の重要な構成成分であり、ホルモンを生成する上でも大切なものなのです。

LDLとHDLと中性脂肪について

コレステロールはそれ自身が脂質とよばれるあぶらなので、水に溶けて血液の中を流れていくことができません。だから、血液の中に溶け込むためにLDLとHDLという粒子に結合するのです。そうして結合したLDLコレステロールは肝臓から全身の血管などにコレステロールを運びます。LDLコレステロールは増えすぎると動脈硬化を悪化させるため「悪玉コレステロール」と呼ばれています。一方、HDLコレステロールは、血管に溜まった余分なコレステロールを回収し、肝臓に送り届け、血管をきれいにするため、「善玉コレステロール」と呼ばれています。また血液中の脂質には中性脂肪と呼ばれるものもあります。中性脂肪も増えすぎると動脈硬化を促進してしまいます。中性脂肪は悪玉コレステロールをより小さくして血管壁に入り込みやすくしたり、善玉コレステロールの量を減らしたりするからです。

コレステロールが気になったら

特定健診などの結果がもし手元にあれば見てください。LDLコレステロールは140mg/dl未満、HDLコレステロールは40mg/dl以上、中性脂肪(空腹時)150mg/dl未満が正常値です。それを一つでも外れているようでしたら、「脂質異常症」です。以前は高脂血症と言われていましたが最近はHDLが少なくても問題があるためにこのように呼ばれつつあります。これらに異常があると動脈硬化が進み、狭心症や心筋梗塞、脳梗塞などを起こしやすくなります。治療の基本は食事療法と運動療法です。食事からの脂質の摂取量を減らしても肝臓でのコレステロールの生成量が多い人はコレステロールの値は下がりません。運動しても食事コントロールをしてもコレステロールの値が改善しないようなら、お薬を使って改善させる方法があります。かかりつけ医とよく相談してください。

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