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今月の健康コラム

子どもだけじゃない、大人も怖い「喘息」

2014年9月4日

喘息とは、気道が狭くなって、呼吸がしづらくなる病気です。子どもの病気と思われがちですが、成人の患者も多数いる、誰もが油断できないものなのです。

喘息とは

喘息とは、空気の通り道である気道(気管支など)に炎症が起き、空気の流れが制限されてしまう病気です。「ゼーゼー、ヒューヒュー」といった喘鳴(ぜんめい)がのどの奥から聞こえるようになると、喘息と診断されます。
また、喘息は子どもだけの病気ではありません。子どもの患者が人口の5~7%に対し、成人患者も3~5%を占めています。誰もがなりえる病気といえます。
放っておくと重症化する恐れもあるため、気になる症状があるときは、医療機関を受診しましょう。

原因と症状

喘息は、大きく「アトピー型喘息」と「非アトピー型喘息」の2つに分けられます。
また、アレルゲンが原因ではない喘息の中には、「アスピリン喘息」、「咳喘息」、「運動誘発性喘息」といった種類もあります。

アトピー型喘息 ダニ、カビ、ハウスダスト、花粉、ペットの毛、食べ物など。
これらにアレルギーを持っている人が喘息にかかりやすいです。
非アトピー型喘息 運動、タバコの煙、ストレス、風邪、大気汚染、天候・気温の変化、香水、鎮痛薬など。
アレルゲンが特定できないため、どんな状況下で発作が起きたのかに注意を払う必要があります。
アスピリン喘息 鎮痛薬、解熱剤、風邪薬、湿布、塗り薬など。
成人患者の約10%が該当します。気管支の炎症により咳や痰が出やすくなり、非常に呼吸がしづらくなるのが特長です。過去に風邪薬などで軽い発作を起こしたことがある人は注意しましょう。
咳喘息 原因は不明。
悪化因子は、風邪、タバコの煙、冷たい風、会話・電話、運動など。
咳だけが慢性的に続きます。正式な喘息ではなく、喘息の前段階の症状と考えられています。最近、患者数が非常に増えている病気の1つです。
運動誘発性喘息 マラソンのように、「持続力が必要なもの」「運動量が激しいもの」「屋外で行うもの」など。
気道が過敏になっているときに起こりやすいです。
通常、運動を始めて数分で起き、運動を中止すると30分ほどで回復します。

子どもの喘息は、ほとんどが「アトピー型喘息」とされていますが、成人では「非アトピー型喘息」のタイプも多くいるため、どういった状況下で発作が起きたかに注意し、治療時にはアレルギー性かどうか調べることが重要です。
喘息の患者は、ちょっとした刺激で気管支を取り囲む筋肉が収縮し、空気の通り道が狭くなる「気道閉塞」が起こりやすい状態になります。そのため、咳発作を起こしやすく、ひどく体力を消耗したり、場合によっては心臓に負担がかかる場合もあります。

対策と予防

喘息は一般的に治りにくいといわれていますが、気道の炎症を改善することで、発作を起こさずに生活をすることは十分可能です。
対策・予防として、次のようなことに注意しましょう。

  • アレルギーのある人はまめな掃除を心がけるなど、過度の刺激を受けないようにしましょう。
  • タバコの煙なども喘息発作の引き金になる可能性がありますので、喘息の人は近づかないようにしましょう。
  • 風邪をきっかけに喘息を発症することも少なくありませんので、体調管理をしっかりしましょう。
  • 気候が不安定な時期は、発作が起こりやすいので注意しましょう。
  • 運動を行う際は、事前に医師に相談し、激しい運動は控えましょう。
  • ストレスが誘因となり発作が起こることもあります。積極的に気分転換をするなどして、ストレスをためないようにしましょう。

喘息を疑った場合は、速やかにかかりつけ医に相談しましょう。

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