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今月の健康コラム

夏に子どもがかかりやすい「プール熱」

2013年7月1日

プール熱は夏に子どもの間で流行することの多い病気。その症状や予防法、かかったときの対策についてご紹介します。特に小さいお子さんのいるご家庭では注意しましょう。

プール熱とは

プール熱の正式名称は「咽頭結膜熱」といい、アデノウイルスの感染により発症する急性ウイルス性感染症のことです。プールに入る子どもの間で流行することが多いことから「プール熱」とも呼ばれるようになりました。
近年患者数が増加傾向にありますが、これは診断キットの普及によりアデノウイルスの感染が簡単に診断できるようになったこと、また、テレビの報道などで関心が高まったことなどから、報告件数が増加している可能性があると考えられています。

プール熱の症状

プール熱は、ウイルスが口・鼻、のどの粘膜、眼の結膜から体内に入って感染します。通常は6月ごろから流行し始め、7~8月にピークを迎えます。感染すると5~7日の潜伏期間を経て発症するといわれています。プール熱にかかった疑いがある場合は早めに医療機関を受診しましょう。

主な症状

  • 38~39度の発熱
  • 頭痛、のどの痛み
  • 倦怠感、食欲不振
  • 結膜炎に伴う結膜充血
  • 涙や目やにが出る
  • 風邪のような症状が出ることもある

プール熱にかかったら
  • 安静にする
  • こまめな水分補給を心掛ける
  • のど越しの良い食べ物を食べる
  • 十分な手洗い、うがいを心掛ける
  • 家族の間でも同じタオルは使わない
  • 症状が治まった後も約1ヶ月間は尿や便にウイルスが排出されるので、乳児のおむつ交換の際は使い捨て手袋を使用する

なお、プール熱は学校保健法により第二種伝染病に指定されており、プール熱に感染して人にうつす恐れがある場合は、お子さんの登校・登園は停止になります。熱やのどの痛み、結膜炎などの症状が治まってから2日間を過ぎれば出席できるようになります。

プール熱を予防するには

プール熱が流行している時には、流水とせっけんで手洗い、うがいを心掛けましょう。また、感染した人とは、あまり接触しないようにしてください。プールには、可能であればゴーグルをして入り、上がったときにはしっかりとシャワーを浴び、うがいをしましょう。また、友達同士でタオルなどの貸し借りは避けることをお勧めします。
プール熱は年間を通じて感染する可能性があります。温水プールでの感染のほか、季節を問わず多くの人が集まる場所では注意が必要です。普段から手洗い、うがいを心掛けることが大切です。また、子どもがかかることが多い病気ですが、大人がかかることもあるので注意しましょう。

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